小金屋食品ものがたり

小金屋食品ものがたり

 昔ながらの製法で作った納豆がある。大阪の大東市、小金屋納豆で作られている製品のひとつ。「なにわら納豆」だ。「少人数でしっかりした品質」を掲げ、主婦が5人で作っている。

創業者であり現代表取締役社長である吉田恵美子の父、小出金司が成し遂げた「こだわり」の継承だ。納豆工場の朝は早い時は朝5時には始まる。
それは創業の頃から変わらない。
まずは釜に火をかける。釜は納豆作りの命だ。釜を前にした父は一切の電話・接客にも応じず、全ての神経を釜に集中させた。蒸気の抜き方一つでも、長年の経験から培われた職人としての勘が試される。
父は決して他人に触らせることはなかった。病に臥せってから初めて母に口伝し、その役割を譲った。
小出金司。
晩年、父は癌を患った。家族で相談し、本人への告知はしないことにした。病床で意識が無い中でも父は私たちに聞く。
「納豆のできはどうや?」
「大丈夫やで、できてるで」
その言葉で安堵の表情に変わる。お客様の笑顔が見えていたのだろう。父は最後まで納豆が作りたくて、釜の前に立つ自分を夢見ていた。

平成15年。とても静かな日だった。
山形から大阪へ。
運命に打ち勝ち、夢を実現し続けた「納豆職人」小出金司の最後の言葉は、「あのな、もう一個作りたい納豆があるねん。」だった。

平成21年。「なにわら納豆」の完成。山形で食べられていた昔ながらの製法にこだわった、藁でそのままくるんだ納豆。ただただ、一生懸命だった。

「お父さん、私、頑張ってるで。」
思わずつぶやいた。父の声が聞こえる。
「こんな昔の納豆、よう作ったな。有難うな、恵美子。」
大東市にある納豆工場には、永遠に継がれてゆく「想い」が息づいているのだ。


 小金屋食品ものがたり 公演情報

  • 日時 / 
    2017年10月14日(土)18:30~
     15日(日)11:30~、15:00~
    ※開場は開演の30分前
  • チケット料金 / 前売:1,000円  当日:1,500円
  • チケットご予約・お取り扱い / 
    劇団●天八ホームページ(クリックすると画面が開きます)
    大東倶楽部 / Tel.0570 -001-962


  • 劇団プロフィール / 劇団●天八(げきだん・てんぱち)


    大東市出身の福満”グリズリー”ヒロユキによって、愛と浪漫を胸に1993年に 旗揚げされた。
    旗揚げ当時の劇団名は「天満八軒家駐劇場」。

    2006年にプロデュース公演に特化、2007年に再旗揚げ。
    年間約2本以上の本公演の他、学校公演も行っている。
    最近ではHEPHALL、シアタードラマシティにて本公演を行った。

    現在の劇団員は、福満”グリズリー”ヒロユキの他に、HISAKO、 加藤崇幸の3名で活動中。

    【2016年活動実績】
    2016年 2月 「Kwaidan~雪女~」 ナチュラルカフェ +b
    2016年 5月 「Mrs.Katoh 2」 common cafe
    2016年 7月 「惑星Ω」 HEPHALL
    2016年10月 「Kwaidan~情念~」 ナチュラルカフェ +b
    2016年11月 「チェロキー」 羽曳野市立羽曳野中学校
    2016年12月 劇団●天八プロデュース Team Triquetra
          「死神に歌う詩」 HEPHALL

ご予約・お問い合わせ先

劇団●天八 / 
Tel.090-1138-3357 
E-MAIL:info@tenpachi.jp
制作担当者:三宅久子 
劇団HP:http://www.tenpachi.jp/


過去の上演より

「小金屋食品ものがたり」

●本公演(初演)
日時:2013年10月13日(土)~14日(日)4公演
会場:新大阪ココプラザ
チケット料金:前売3,800円当日4,500円
観客動員数:350名

●学校公演
日時:2014年3月20日(木)
会場:大東市立三箇小学校(体育館)



*本公演・新大阪ココプラザ 新聞掲載記事(神戸新聞)

チラシ面面

*大東市立三箇小学校学校公演 新聞掲載記事(大阪日日新聞)

チラシ裏面

*大東市立三箇小学校学校公演 新聞掲載記事(神戸新聞)

チラシ裏面

*画像をクリックすると拡大表示されます。

   
  • 主催 / 大東市
  • 協賛 / 大東倶楽部
  • 制作 / 劇団●天八
          公益財団法人 吹田市文化振興事業団