「演劇ワーキングスクール 2017」について

 大東市のめざすべき将来像「大東スタイル」を実現するため、市と民間が協力し、旧深野北小学校の利活用を考えるプロジェクトの一環として開講された「演劇ワーキングスクール」。
2年目となる今年度は、50年以上納豆を製造販売している地元企業を描いた「小金屋食品ものがたり」、2016年度に同事業で製作し、戦国時代の天下人・三好長慶 幕下のキリシタン武士を描いた演劇「河内キリシタン列伝」のワークショップ、大東にまつわる戯曲を書く「だいとう戯曲講座」、シニア世代を対象にした「シニア演劇プログラム」を実施しました。


2017年度「演劇ワーキングスクール」では以下の事業を実施しました。

 第2回 だいとう戯曲講座 ~地域のドラマを書いてみよう~

大東市主催のこのプログラムは市と民間が協力し、廃校になった深野北小学校跡を地域の文化活動の拠点にしていく企画「演劇ワーキングスクール」の一環として始まりました。 「だいとう戯曲講座」では全12回のプログラムで戯曲(お芝居の台本)の書き方を学んでゆきます。条件は、大東市を舞台に書くこと。
受講者がだいとうのまちで物語を見つけ出し、10分ほどの戯曲を書き、最終的に朗読公演として上演しました。 戯曲を書いたことのない人でも、プロの劇作家からお芝居の台本を書く技術が学べます。受講者の皆さんには、ふだん生活している日常の世界を、新たな価値観で再発見してゆく体験をしていただきました。

  • 日程 / 
    2017年6月~11月(月2回 全12回)
  • 時間 / 19:00~21:30
  • 講師 / 高橋恵(虚空旅団)
  • 受講者 / 8名(のべ人数)
  • 発表公演 2017年11月18日~19日
チラシ面面 チラシ裏面

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発表公演

*第2 回発表公演より


 第1回 だいとうシニア演劇ワークショップ ~短いドラマを演じてみよう~

 頭と心と身体を同時に使う演劇は、いつまでも元気にイキイキしていたい中高年にうってつけです。「興味はあるけど、声も出ないし、身体も動かなくて・・・」、そんな心配は要りません。だいとうシニア演劇ワークショップは“演じることが初めて”の方が対象です。
まずは、発声やストレッチで身体をほぐし、それから、短い作品にチャレンジ。
最終日の発表会を目指して、同世代の参加者と一緒に楽しく一つの作品を創り上げていきましょう。終わった後は、自分の中の変化や想像以上の達成感に驚かれるはずです。

  • 日程 /
    6月6日(火)~ 9月12日(火)全9回(月2~3回 火曜日)
  • 時間 / 14:00~16:00
  • 講師(1回目)/ 原田圭子(はらだ・けいこ) 
    講師(2回~9回)/上田一軒(うえだ・いっけん))
  • 発表会&交流会 / 2017年9月12日(火) 18:00~19:00
チラシ面面 チラシ裏面

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講座風景

*第1回発表公演より


小金屋食品ものがたり

 昔ながらの製法で作った納豆がある。大阪の大東市、小金屋納豆で作られている製品のひとつ。「なにわら納豆」だ。「少人数でしっかりした品質」を掲げ、主婦が5人で作っている。

創業者であり現代表取締役社長である吉田恵美子の父、小出金司が成し遂げた「こだわり」の継承だ。納豆工場の朝は早い時は朝5時には始まる。
それは創業の頃から変わらない。
まずは釜に火をかける。釜は納豆作りの命だ。釜を前にした父は一切の電話・接客にも応じず、全ての神経を釜に集中させた。蒸気の抜き方一つでも、長年の経験から培われた職人としての勘が試される。
父は決して他人に触らせることはなかった。病に臥せってから初めて母に口伝し、その役割を譲った。
小出金司。
晩年、父は癌を患った。家族で相談し、本人への告知はしないことにした。病床で意識が無い中でも父は私たちに聞く。
「納豆のできはどうや?」
「大丈夫やで、できてるで」
その言葉で安堵の表情に変わる。お客様の笑顔が見えていたのだろう。父は最後まで納豆が作りたくて、釜の前に立つ自分を夢見ていた。

平成15年。とても静かな日だった。
山形から大阪へ。
運命に打ち勝ち、夢を実現し続けた「納豆職人」小出金司の最後の言葉は、「あのな、もう一個作りたい納豆があるねん。」だった。

平成21年。「なにわら納豆」の完成。山形で食べられていた昔ながらの製法にこだわった、藁でそのままくるんだ納豆。ただただ、一生懸命だった。

「お父さん、私、頑張ってるで。」
思わずつぶやいた。父の声が聞こえる。
「こんな昔の納豆、よう作ったな。有難うな、恵美子。」
大東市にある納豆工場には、永遠に継がれてゆく「想い」が息づいているのだ。

 小金屋食品ものがたり 公演データ
  • 日時 / 2017年10月14日(土)~15日(日)
  • 会場 / アクティブ・スクウェア・大東 体育館
  • チケット料金 / 前売:1,000円  当日:1,500円

劇団プロフィール / 劇団●天八(げきだん・てんぱち)


大東市出身の福満”グリズリー”ヒロユキによって、愛と浪漫を胸に1993年に 旗揚げされた。
旗揚げ当時の劇団名は「天満八軒家駐劇場」。

2006年にプロデュース公演に特化、2007年に再旗揚げ。
年間約2本以上の本公演の他、学校公演も行っている。
最近ではHEPHALL、シアタードラマシティにて本公演を行った。

現在の劇団員は、福満”グリズリー”ヒロユキの他に、HISAKO、 加藤崇幸の3名で活動中。

【2016年活動実績】
2016年 2月 「Kwaidan~雪女~」 ナチュラルカフェ +b
2016年 5月 「Mrs.Katoh 2」 common cafe
2016年 7月 「惑星Ω」 HEPHALL
2016年10月 「Kwaidan~情念~」 ナチュラルカフェ +b
2016年11月 「チェロキー」 羽曳野市立羽曳野中学校
2016年12月 劇団●天八プロデュース Team Triquetra
      「死神に歌う詩」 HEPHALL

小金屋食品ものがたりチラシ表 小金屋食品ものがたりチラシ裏

過去の公演より

小金屋食品ものがたり

*本公演・新大阪ココプラザ 新聞掲載記事(神戸新聞)

チラシ面面

*大東市立三箇小学校学校公演 新聞掲載記事(大阪日日新聞)

チラシ裏面

*大東市立三箇小学校学校公演 新聞掲載記事(神戸新聞)

チラシ裏面

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 『河内キリシタン列伝』朗読ワークショップ

 作品の内容を理解し、声に出して台詞を読み、発表会を行うためのワークショップです。
実演の講師として、プロの俳優による特別指導もありました。
『河内キリシタン列伝』という作品を通して戦国武将になりきり、表現する楽しさを実感していただきました。


 畿内におけるキリスト教の布教は、永禄三年(一五六〇)足利義輝や三好長慶より許可を得て開始されました。三好氏の幕下には、才能がありながらも、従来の家格秩序では登用されなかった中小の領主や、気鋭の知識人が集いました。彼らの紐帯となったのは、従来の日本の宗教秩序の枠外にあったキリスト教であり、それは宗教に留まらない西洋の技術を下支えする文化的思想的基盤でした。彼らは畿内キリシタンの第一世代となりましたが、その後、京都の仏教勢力に阻まれ、バテレン追放令を発布した豊臣秀吉に迫害されてゆきます。
 今回、河内キリシタン達が生まれた中心となる大東市にて、作品理解を深め、演劇体験ができるワークショップを行い、地域に眠る物語の発掘・開発・伝承を通じて、「物語のある町」を再発見し、地域の誇りにすることを目的とします。

  • 日程 / 
    2017年7月1日(土)~2017年9月2日(土)毎週土曜日 全10回
  • 時間 / 14:00~16:00
  • 発表会 / 9月2日(土) 

河内キリシタンチラシ 河内キリシタン

発表公演より

河内キリシタン
河内キリシタン2
   
  • 主催 / 大東市
  • 制作 / 虚空旅団・大東倶楽部